ランチア 2000

1969年1月~1974年1月

アントニオ・フェッシア教授が手掛けた意欲的な中型ファミリーサルーン、フラビアの最終型として1969年にデビュー。しかし、このモデルからはフラビアの名前が外され、単に“2000”と呼ばれることとなった。前輪を駆動する水平対向4気筒エンジンは、遂にフルスケールの2000ccまで拡大された。フラビアのボクシーながら個性的だったスタイリングはフロントマスクとリアエンドを大幅にリデザイン、トランクスペースの大幅なアップに成功すると同時に、'70年代的モダナイズには成功した。しかし、伝統的な盾形グリルを現代的に昇華したフロントマスクはまだしも、リアについては少々没個性的なスタイルになってしまったのも事実である。とはいえ、フラビアと同様に、2650mmという長いホイールベース、そしてフロアトンネルの低いFFレイアウトを生かして室内、ラゲッジスペースともに非常に広く、実用性に富んだサルーンであった。また、4輪ディスクブレーキなどの進歩的な設計や、ボディ内外からメカニカルコンポーネンツの細部に至るまでの上質な造りはフラビアから踏襲された美点であろう。1800時代まで存在したザガート製のクーペ“スポルト”は2000には残らなかったが、ピニンファリーナ製の4座クーペは2000クーペとして、ボディ内外にこれもやや没個性的なモダナイズを受けて存続した。'74年に生産終了。同じく水平対向4気筒を搭載した後継車“ガンマ”は2年のブランクの後、'76年にデビューした。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1991cc 4 5速MT FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

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