ランチア フラビア

1960年1月~1974年1月

1960年にデビュー。フルビアと同様、アントニオ・フェッシア教授が手掛けた意欲的な中型ファミリーサルーンである。狭角V型4気筒にこだわり続けてきた従来型エンジンとは一切の共通点を持たない水平対向4気筒エンジンは、フェッシア教授がランチアに移籍する以前から温めていたアイデアだった。そのボクサー4ユニットには、ランチアでも初の試みとなる前輪駆動のドライブトレーンが組み合わされる。自社デザインによるボクシーなスタイリングと2650mmという長いホイールベース、そしてフロアトンネルの低いFFレイアウトで室内、ラゲッジスペースともに非常に広く、実用性に富んだサルーンであった。また、デビュー当初から4輪にディスクブレーキが奢られるなど非常に進歩的であった一方、ボディ内外からメカニカルコンポーネンツの細部に至るまで上質に造りこまれていることは特筆に価する。フラビアのバリエーションにはピニンファリーナ製のクラシカルでエレガントなクーペ、そしてザガート製の超未来的なクーペボディが与えられたスポルトがあり、それぞれ'62年にデビューした。'63年にはフラット4ユニットが1.8リットルにスケールアップ、次いで'69年には2リットルとなるが、この時にフラビアの名が消え、単に“2000”と呼ばれることになる。'74年に生産終了。同じく水平対向4気筒を搭載した後継車“ガンマ”は2年のブランクの後、'76年にデビューした。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1489cc 4 4速MT コラム FF 6 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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