
50~60年代を通じたランチア、或いはイタリア車最大のプレステージサルーン。1955年、トリノショーでピニンファリーナがランチア・アウレリアのカロッツェリア用シャシー上に架装した大型サルーンの習作“フロリダ”を直接の先祖とする。フロリダを契機にカロッツェリア・ピニンファリーナによって提案された“ファリーナ・スタイル”はこの後の自動車デザイン、特にサルーンのスタイリングには世界的な影響を与えた。ホイールベースで2870mm、全長は4855mmに達する当時のイタリア最大のフォーマルセダンながら、軽快で優雅なスタイリングはいかにもピニンファリーナらしい。巨匠ヴィットリオ・ヤーノの最後の愛弟子、フランチェスコ・ディ・ヴィルジリオが手掛けた60度V6OHVアウレリア・ユニットに更なるモディファイを加えて搭載する。'63年には2.8リットルにエンジンがスケールアップされ、フラミニアのライバルとして、久方ぶりの6気筒エンジンと共に登場したアルファ・ロメオ2600を再び引き離した。フラミニアには同じくピニンファリーナの習作“フロリダ2”の生産型ともいうべきピニンファリーナ・クーペ、トゥーリング・スーパーレッジェラのボディを架装したコンバーチブルとそのクーペ版GT、そしてザガート製の空力的ボディが架装されたスポルトなど、極めて魅力的なバリエーションモデルが派出した。ランチアがフィアット傘下に入った翌年、'70年に生産を終える。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (名称なし) | - | 2458cc | 4 | 4速MT コラム | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。