70年6月にデビューしたレンジローバーは、長年にわたりランド・ローバーで培った経験と信頼性の高いメカニズムを発展させ、レジャー用途をも考慮したまったく新しい概念の4WD車。発売と同時にランド・ローバーの悪路走破性と多用途性、そして高性能乗用車の性能と居住性をあわせもつモデルとして高く評価され、イギリス上流階級のステータスシンボルとなった。ボクシーで簡潔だが洗練されたボディは、2枚のドアと上下2分割式のテールゲートを持つ。パワーユニットはローバー3500用の軽合金製V8OHV3528ccを、未開地などでの使用を想定して低オクタン価のガソリンを使用可能なようにデチューンしたものを搭載。8.25の圧縮比とストロンバーグのSUツインキャブで132PS/5000rpmを発生した。4速ギアボックスとそれに併設された2速トランスファーによるフルタイム4WDシステム、前後とも長いコイルで吊られたリジッドのサスペンション、サーボ付き全輪ディスクブレーキを備え、最高速度155km/hのハイウェイクルージングからオフロードまで優れた乗り心地と踏破力を発揮した。82年には4ドア版が加わり、翌83年は3速ATが登場した。84年には高級仕様のボーグを追加、85年にはATが4速となり、エンジンが電子燃料噴射となるなど、ポルシェ911並みに外観は変わらず進化し続けた。93年に豪華版のバンデンプラを加えた後、ようやく94年末になって25年ぶりにモデルチェンジを果たし2代目となる。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 3528cc | 3 | 4速MT フロア | フルタイム4WD | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。