ランドローバー ランド・ローバー

1961年1月~1985年1月

第二次大戦で活躍したアメリカのジープに触発されて造られた小型多目的4輪駆動車。腐食に強いこと、局地での応急処置が容易ということで、ボディパネルは総アルミ製とされた。1stモデルのシリーズIは'48年4月、アムステルダムショーでのデビュー以来、'50年代に亘ってローバーP3の拡大に従って小変更を繰り返してきた。'58年4月、現行モデルのパイオニア的な新型ボディに、翌年発表されるローバー80(P4)と共用の4気筒OHV2286ccエンジンを搭載したシリーズIIがデビューする。'61年9月にはシリーズIIAに進化、4気筒OHVのディーゼルエンジンもガソリンと同じ排気量とされた。また、'69年2月(輸出モデルはその前年6月から)、シリーズIIA途中でデビュー以来ラジエターグリルのすぐ左右にあったヘッドライトが法規上の理由でフェンダー前端に移動、初代モデル以来長らく親しまれた寄り目顔は失なわれた。'71年6月、ランド・ローバー・シリーズの累積生産が75万台に達したのと時を同じくして、4速ギアボックスのフルシンクロ化、及び駆動系を強化などが施されたシリーズIIIに発展する。あくまで消耗品的なコンセプトで造られた米ジープに対して、ランドローバーは保守的な中級車メーカー、ローバーの作品らしくクォリティー、耐久性共に高く、現在でもこの時期のランド・ローバーが現役で使われているのは珍しくない光景である。細部の変更、バリエーションの追加/廃止は目まぐるしく行なわれるが、基本的にはモデルチェンジのないまま、現在でも生産が継続されている。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
88シリーズIIA - 2286cc 3 4速×2MT フロア 4WD 7 - -
109シリーズIII - 2286cc 5 4速MT フロア フルタイム4WD 7 - -
88シリーズIIA - 2286cc 3 4速MT フロア フルタイム4WD 7 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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