ロータス エラン

1964年1月~1965年1月

エリートは世界的に高い評価を得てロータスを周囲のバックヤードビルダーから数段も抜きん出た存在に押し上げたが、FRPボディの供給源、ブリストル社への支払金の高騰がロータスの経営を苦しめ始めていた。また、世界最大のスポーツカー市場たる北米大陸では、やはりオープンバージョンの存在は必須条件であり、そのためには純然たるFRPモノコックのエリートでは対処不能であることは明らか、そこで独立したフレームを持つニューモデルの開発が望まれていた。ここでチャプマンの採った手法は、エリートにも劣らぬ独創的なものだった。軟鋼板を溶接で組み上げたY字形のバックボーンフレームに、FRP製のボディシェルを組み合わせた高剛性・超軽量のシャシーを造り上げたのだ。Y字形フレームの中央に搭載されるエンジンはフォード116Eユニットにロータス自製のDOHCヘッドを組み合わせたロータス・ツインカム、英国内向けが1498cc、輸出用が1558ccでスタートしたがほどなく後者に統一された。エリートのボディを監修したジョン・フレイリングのデザインによるボディは、クローズドのみのエリートとは逆にコンバーチブルのみのシリーズ編成であった。'65年9月、特にボディに大きな変更を受けて新たに“36”のタイプナンバーが与えられたシリーズ3に発展した。ところで、エランのバリエーションとしては“26R”と名付けられたレーシングバージョンも製作、イギリス本国を始めとするヨーロッパはもちろん、浮谷東次郎らのドライブで日本のレースでも大活躍を果たした。写真、データ共に1965年のS2。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1558cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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