ロータス エスプリ

1976年1月~1987年1月

75年10月のパリサロンでベールを脱いだ新世代ロータスのミドエンジンスポーツ。市販ミドシップスポーツのパイオニアであるヨーロッパの後継となるリアルスポーツだが、性格的にも価格的にももはやライトウェイトとは呼べず、エキゾチックカーのカテゴリーに類するモデルとなった。鋼板製の強固なバックボーンフレームに架装されたFRPボディは、ジウジアーロが手掛けたもので、極めて空力性能に優れたウェッジシェイプとなっていた。ホイールベース2438mm、全長×全幅×全高は4191×1860×1111mmというサイズはヨーロッパよりひとまわり大きく、特に車幅の広さが目立つ。サスペンションは基本的にエリート/エクラと同じコイルによる全輪独立で、前が不等長ウィッシュボーン、後ろはトレーリングアームと1本のトランスバースアーム、それに固定長のドライブシャフトで位置決めしたものである。ブレーキはサーボ付きの4輪ディスクで、後ろはインボードに配された。サブフレームを介してミドシップマウントされるエンジンも、エリート/エクラから流用したタイプ907の直4DOHC16バルブ1973ccユニットで、デロルト製ツインキャブと9.5の圧縮比により160PS/6200rpmを発生。シトロエンSM用の5速MTを介して最高速度222km/h、0-400m加速15.0秒、0-97km/h加速6.8秒というパフォーマンスを発揮した。78年秋にフロントスポイラーを大型化し、インテリアがより豪華になるなど内外装のフェイスリフトと、ホイールがワイド化されるなどの改良を受けてS2となった。80年5月にはエンジンが2174ccに拡大されてシリーズ2.2に発展し、エスプリ・ターボも加わった。81年にS3に発展したのち、87年にはジウジアーロ・ルックから、社内でリデザインしたボディに衣替えした。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1969cc 3 5速MT フロア MR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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