64年に登場したボルボ製1780ccユニットを積んだマーコス1800は、67年にエンジンを英国フォードの1.5リッターに換装して1500となり、翌68年にはやはりフォード製のクロスフロー1.6リッターを搭載した1600を加えていたが、さらに69年秋には同じく英国フォード製2リッターV4ユニットを積んだ2リッターに発展した。FRP製の2シーターボディは1500/1600とまったく同じだが、マーコス伝統のベニア合板製のウッドフレームが生産性の悪さに起因するコスト高から廃され、ボックス断面の鋼管スペースフレームが採用された。このためラゲッジスペースが広がり、より大きな燃料タンクの装着が可能となったが、マーコスがマーコスたる最大の特徴は失われた。サスペンションは変わらず、前ウィッシュボーン/コイルによる独立、後ろダブルトレーリングアームとパナールロッド/コイルによるリジッドで、ブレーキもディスク/ドラムであった。新たに採用されたエンジンはコルセア/ゼファー用のV4OHV1996cc・88PSである。サンルーフやアルミホイールなど、多くのオプションが用意されていた。1800以来の総生産台数は400台強だが、うち2リッターは生産期間が約1年と短かったため約40台にすぎない。なおマーコスは72年に倒産するが、81年に復活。英国フォード製1.6/2/2.8/3リッターやローバー製3.5/3.9リッターV8エンジンを積んだモデルが、オープンモデルも含め90年代まで造られた。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 1996cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 2 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
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