マセラティ ティーポ60

1959年1月~1960年1月

経営難から、一旦はレーシングカー生産とワークスによるレース活動から手を引いたマセラーティだが、3500GTシリーズのヒットにより、1959年に再び本分たるレーシングカー製作に復帰した際に造られたのが、マセラーティ市販レーサーの傑作として有名なティーポ60である。同じ2リットルのマセラーティでも、かつての200SIとの最大の違いはフレームで、鳥かごのように細かく編まれた本格的な鋼管スペースフレームから“バード・ケージ”というあまりにも有名なニックネームが付けられた。5PSのパワーアップは図られるものの、直列4気筒DOHCのパワートレーンやド・ディオン・アクスルのリアサスペンションなどは200SI用が流用される。しかし、前述のチューブラーフレームの採用で、ウェイトは200SIに比べて実に90kgもの軽減に成功、僅か570kgとなっていた。ボディは200SIというよりも、かつてのA6GCS/53を発展させたようにダイナミックで、贅肉を極端にシェイプアップしたワイルドなもの。フロントノーズは極めて低いが、そのためにエンジンを右に45度も傾けていた。3000cc以下のカテゴリーへの参戦のため、同じ4気筒のまま2890ccまでスープアップしたティーポ61も用意され、結果的には2リットル版を大きく上回るヒット作となっている。のちには同じコンセプトと鋼管スペースフレームで造られたミドシップ版、ティーポ63も製作された。写真はティーポ61。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1990cc 0 5速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

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