1966年に誕生し、ワンボックスワゴンの先駈けのひとつとなったボンゴ・コーチは、しばらくの空白の後、1977年8月デビューのワイドロー・トラックにやや遅れて、翌1978年10月にボンゴ・マルチワゴンの名で復活を果たした。さらにその翌年1979年7月には、別系統の販売店で扱う兄弟車、ボンゴ・ボンディ・マルチワゴンも登場。2世代目のボンゴは初代のリアエンジン車から、この種の常識的な、前席の真下にエンジンを縦置きした普通のキャブオーバー型となっていた。外形寸法は初代よりもひと回り大きくなったホイールベース2155mm、全長3995×全幅1620×全高1870/1985mmで、3ドア+リアゲートのワンボックスボディ。標準ルーフとハイルーフが揃う。ボンゴで特徴的なのは、リアタイヤを小径のダブルタイヤ化し(カスタムでは前15インチ径に対して後12インチのスチールラジアル)、後席/荷室内からホイールハウスの出っ張りをなくした「まったいら」な低床を実現したこと。室内は3列シート配置で乗車定員は9人乗り。2~3列目シートは倒してフルフラット化が可能なことから、「泊まれるワゴン」を謳っていた。全長を45cm延ばして4列シートとした10人乗りモデルも設定された。エンジンは、ワゴンの場合は直列4気筒SOHCのVC型1800cc・95PSを採用。トランスミッションは4速マニュアルのコラムシフトのみであり、まだオートマチックがつかない時代だった。1980年2月はS2型2200cc70PSディーゼル搭載車を追加。1981年1月のマイナーチェンジではフロントグリルを新設するなど内外装を手入れ。回転シートやサンルーフなどを装備したトップグレードのウエストコーストを新設定し、5速ギアやディスクブレーキを新採用。1982年3月にもマイナーチェンジを行ない、ロング・ウエストコーストなどを追加。1983年9月には3世代目のボンゴにフルチェンジする。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マルチワゴン・ハイルーフ・カスタム | - | 1769cc | 4 | 4速MT コラム | FR | 9 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。