マツダ ボンゴ

1983年1月~1998年1月

1983年9月に発売された3世代目のボンゴ・ワゴン。翌月にはフォード・ブランド版のスペクトロンを新設し、加えて1990年2月には、ユーノス・カーゴ・ワゴンという三つめの派生モデルを生んだ。さらに言うならば、新型ボンゴより3カ月早く、1983年6月にはひとクラス上を狙った大きめのボンゴ・ブローニイ・ワゴンが誕生していたが、基本設計はすべて共通する。一方でボンゴ・ボンディの名は消えた。5ナンバーサイズのワンボックスボディは標準ルーフとハイルーフの2本立て、後輪ダブルタイヤによる「まったいらフロア」を受け継ぐが、今回から後輪シングルタイヤも用意し、こちらが主力の印象。室内は3列シートの9人乗りで(スペクトロンは8人乗り)、このクラス初という3列フルフラットシートをはじめ、回転対座シート、ラック&ピニオン式パワーステアリングなどを採用。前輪にはベンチレーテッドディスクブレーキを装備した。エンジンは4気筒1800ccマグナムF8型ガソリン97PS、または2000ccディーゼルRF型69PSに換装。変速機は5速マニュアルのフロアシフトだが、4速のロックアップ付オートマチックも選べた。1984年11月、サイレントチェーン駆動のトランスファーを採用したパートタイム4WDを新設定。若干の車高アップに合わせてミドルルーフボディでの登場だった。同時に2列シート6人乗りのBWグレードも追加。1986年11月にはフロント部分を延長して顔の表情を改めるマイナーチェンジを実施。1989年1月には2000ccディーゼルのほとんどをターボ付76PSにパワーアップし、最上位グレードのリミテッドを追加。これらのほかにも何度かの変更と特別仕様車の設定などを実施。1995年6月に次世代ワゴンのボンゴ・フレンディが誕生すると主力はこちらに移り、第一線を退いたボンゴ・ワゴンは一部が併売されつつも、1998年末頃までには消えた。ブローニイ・ワゴンは、フレンディ登場の半年前に終わっていた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
ワゴン4WD・GSXサンルーフ - 1789cc 4 5速MT×2 フロア パートタイム4WD 8 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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