
1967年11月発売の2代目ファミリア・セダン/クーペは1970年3/4月から、新SOHCエンジン搭載のファミリア・プレストに名前を改めた(ロータリーも含む)。ちょうどこの頃、ファミリア・シリーズはこのクラス初の生産累計100万台を達成。そして1973年9月、大衆車市場を牽引する後発の2強、カローラとサニーに劣らぬ商品力アップを目指してボディを拡幅、サイズアップするという大きな変更を敢行した。つまり全幅寸法を60mm拡げ、全長も60mm延ばして前後デザインを改め、機能・装備関係のアップデートを図ったのだ。そのエンジンはいち早くSOHC化していたアルミヘッドの4気筒PC型985cc・62ps、およびTC型1272cc・87psで、ここに取り上げた拡幅型クーペ1300GFは1972年2月にパワーアップした後者を搭載。この時点では48年排出ガス規制をクリア。なお、高性能を売りにしたロータリークーペ/セダンは、拡幅ボディを着ることなくこのタイミングで生産を終了した。60mmの拡幅はトレッド寸法の拡大につながり、サスペンション形式は踏襲したものの走行性能の向上を得た。ただしこのレシプロエンジン・クーペは性能追求型というより、スポーティーなクーペの雰囲気重視タイプだった。1976年2月発売で希薄燃焼エンジン、TC型1272cc・72psを載せて51年排出ガス規制に適合した1300APセダン/クーペに発展。同時にフロントグリルを変更した。1977年1月、ファミリアAPの名で3世代目が登場したが、FF方式ではないものの、新しい2ボックスのハッチバックボディに生まれ変わっていた。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クーペ1300GF | - | 1272cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
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2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。