1978年3月、オイルショックと排出ガス規制の後遺症による国産スポーツカー不毛の時代に彗星のごとく登場した、初代コスモ・スポーツに次いで2台目のロータリー専用車。アンチ高性能という時代の風潮を考慮して、マツダではスペシャルティーカーと称していたが、その実体は、軽量コンパクトかつ高性能というロータリーエンジンのメリットを最大限に生かしたスポーツカーだった。国産ではトヨタ2000GT以来というリトラクタブルヘッドライトを採用した低く空力的なノーズの下には、12Aユニットがフロントミドシップの状態で搭載され、理想的な前後の重量配分を実現。コンパクトなボディとともにスポーツカーとして満足すべき運動性能を確保していた。価格が123~169万円と性能からすれば望外に安価だったため、発売と同時に多くのバックオーダーを抱え、またその年のカー・オブ・ザ・イヤーにも選出されるなど、オイルショック以降、燃料消費過多というレッテルを貼られ青息吐息の状態にあったロータリーをスポーツカー用ユニットとして見事に復活させた。79年3月には内装を高級化したSEシリーズやサンルーフ仕様を設定、その後数度の小変更を経て、83年9月の初代RX-7最後のマイナーチェンジに際しては、ロータリーターボユニット搭載モデルも加えられた。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
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(名称なし) | - | - | 3 | 5速MT フロア | FR | - | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。