マツダ シャンテ

1972年1月~1975年1月

ロータリーエンジンや上級車の開発に忙しく、軽自動車市場から一時撤退していたマツダは、シングルローターのロータリーエンジン搭載車でセンセーショナルなカムバックを狙ったが、他社の圧力で発売を断念。72年6月に登場したシャンテは、やむなく軽本来の姿であるシティラナバウトに方向転換したモデルである。駆動方式こそコンベンショナルなFRながら、2200mmという軽最長のホイールベースの上に載ったクリーンなデザインのボディは、短い前後のオーバーハング、細いピラーと大きなグラスエリアが特徴で、充分な居住性を備えていた。2ドアのみながら大きなドアにより乗り降りがしやすく、また全車リアシートのバックレストを倒してトランクと繋げることができるなど、使い勝手も優れていた。しかし、急きょロータリーの代役として軽トラックのポーターから流用した水冷2サイクル2気筒エンジンはラフ&ノイジーと評され、全体の完成度を低めてしまった。そのままほとんど変更なしに造り続けられたが、550ccの新規格移行を前にした75年暮に生産中止、軽自動車市場からマツダは再び撤退した。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 359cc 2 4速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る