メルセデス・ベンツ 190E

1983年1月~1993年1月

1983年に発売が開始された190シリーズは、それまでのメルセデス・ベンツになかった小型のモデルである。すでにW123シリーズが、コンパクトというシリーズネームで呼ばれていたために、190シリーズと呼ばれることになった。もちろんいうまでもなく190シリーズの方が小型であるために、190シリーズ発表以降、W123とそれに続くW124はミディアムクラスと呼ばれるようになった。当時のメルセデス・ベンツは、小型車におけるコスト削減のノウハウに長けていなかったために、まるでSクラスをそのままコンパクトにしたようなボディワークが随所に見られる。特に剛性という意味では、サイズが小さく重量が軽い分だけ、190シリーズの方が頑強な印象を受けるほどであった。エンジンはガソリンが2.0リッター、2.2リッター、2.3リッターの4気筒と2.6リッターの6気筒。ディーゼルが2.0リッター、2.2リッターの4気筒と2.5リッターの5気筒NAとターボがラインナップされた。欧米日を始めとする世界中で大ヒットとなった190シリーズは、エンジン仕様や組み合わされるトランスミッションタイプ、また装備やサスペンションなどに変更が加えられた各国の特別仕様などがあり、そのラインナップは膨大な数にのぼる。本国仕様では2.0リッターエンジンを搭載しているはずの190Eも北米では同一モデル名のままエミッション対策のために2.3リッターエンジンを搭載しているし、また1986年になって本国で発売された190E2.3は、基本的には北米仕様の190Eと同一エンジンながら、さらに高出力を狙った設定になっているなどなど、といった具合である。シリーズ全体では、1985年にそれまで175/70HR14だったタイヤサイズが185/65HR15に変更され、1992年にインテリアなどに若干の変更を受けている。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1997cc 4 5速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

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