メルセデス・ベンツ 200~280E

1968年1月~1976年1月

1961年に生まれたテールフィン付きの190、そして同ボディを引き継ぎ65年に登場した200シリーズの後継モデルとして68年1月にデビューした4ドアセダン。新設計されたボディは250S~300SEなどの上級モデルと共通したスタイリングイメージで、2750mmのホイールベースも同一だが、全長、全幅、全高ともに小型化されており、いつしか“コンパクトクラス”と呼ばれるようになった。最大の特徴は後輪懸架で、メルセデスが戦前から使い続けてきたシングルジョイント、ローピボットのスウィングアクスルをようやく捨て、セミトレーリングアーム/コイルを採用したことである。前輪懸架は従来どおりダブルウイッシュボーン/コイルだが、ブレーキは新たに全輪ディスクとなった。パワーユニットはガソリンが直4SOHC2000(200)とそれを拡大した新登場の2200(220)、直6SOHC2300/2500(230/250)の4種で、ディーゼルが直4SOHC2000/2200(200D/220D)の2種。70年には直6SOHC2800を積んだ250 2.8が加わり、72年になると250のエンジンが2.8リッターに拡大され(名称は250のまま)、新設計の直6DOHC2800を積む280/280E(インジェクション)が追加された。73年8月には220のエンジンを2300に拡大した230-4が加わったため6気筒版を230-6と呼ぶようになり、またディーゼルにも240Dが追加された。同時に全車種フェイスリフトが施され、フロントグリルは低く幅広くなり、三角窓が取り払われ、テールランプもSクラスに似た汚れの付きにくいものに改められた。さらに74年7月には240Dのエンジンに1気筒追加した直5SOHC2400ディーゼルユニットを積んだ240D・3.0(日米では300Dと呼称)が加わった。これらのたゆまざる改良により、初代コンパクトクラスは76年1月に新世代コンパクトのタイプ123が登場した後も同年末まで生産された。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 2307cc 4 4速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

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