1954年にリムジーネがフルワイズの完全戦後型220aに進化したのちも、戦前モデルからはるばる派出した旧型のままに踏襲されてきたカブリオレAだが、2年遅れの1956年5月にようやく正式フルチェンジ（発表のみは1955年）を受け、近代的なプロポーションを得て220Sと呼ばれることになった。ホイールベースは220aから120mm短縮され、近代的な戦後型のカブリオレボディが組み合わされる。メカニズムはそれぞれ同名のリムジーネから流用、直列6気筒SOHCエンジンはキャブレター付のSでも100PS、1958年に追加されるインジェクション版SEでは115PSに達した。戦前以来のメルセデスの伝統に従えば4-5座のカブリオレBとすべきところを、ボディに対して幌がコンパクトな軽快感をアピールするためか、敢えてカブリオレAを名乗っていた。また1957年には、ハードトップを固定したクーペモデルも追加される。1959年夏にリムジーネはすべてテールフィン付の新世代モデルへと進化するが、カブリオレA／クーペのみは1960年一杯まで継続生産された。ちなみにこのカブリオレAは、別名“Ponton”と呼ばれ、S／SE合わせて2178台が生産されている。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (名称なし) | - | 2195cc | 2 | 4速MT コラム | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を２輪・４輪を切り替える事が出来る４WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
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2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金（除く消費税）、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。