メルセデス・ベンツ 230G

1979年1月~1986年1月

メルセデス・ベンツ初のクロスカントリー4WD車として確固たる地位を築き、今なお生産され続けている傑作“ゲレンデバーゲン”の開祖。もともとは、1972年に北大西洋条約機構(NATO)から多目的自動車の製造依頼を受けたダイムラー・ベンツ社(当時)が、この分野では既に輝かしい実績のあったオーストリアのシュタイア・プフ社との共同体制で開発したモデルである。数年間の開発を経て完成した車両は、“460型ゲレンデバーゲン”と名付けられてNATOに正式採用されることになる。生産はダイムラー・ベンツとシュタイア・プフ両社合同でオーストリアのグラーツに工場を建設、そこですべてのゲレンデバーゲンが生産されることになった。そののち、この460の評価が高かったことから民生バージョンの“461”も生産が開始、更にそのメルセデス・ベンツ版として“230G”が、1979年のジュネーブショーにてデビューするに至った。デビュー当時230Gはホイールベース2400mmのショートボディのみで、メタルルーフとテールゲートを持つワゴンと、幌型のコンバーチブルが選べた。エンジンは直列4気筒SOHC2.3リットルで、1個のストロンバーグキャブレターとの組み合わせで102PSを発生、4輪を駆動して1720kgの重量級ボディを135km/hまで引っ張った。こののち、メルセデス・ベンツのゲレンデバーゲンはロングボディや、より大排気量のエンジンを搭載するモデルなど、数多いバリエーションを展開、21世紀を迎えた現在でも生産継続しているが、開祖の230Gは同じ排気量の燃料噴射モデルの追加と前後して生産を終えた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 2308cc 2/3 4速MT フロア パートタイム4WD 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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