メルセデス・ベンツ 280SEクーペ

1969年1月~1971年1月

1959年にデビューしたテールフィンの生えた220系リムジーネ(サルーン)をベースに、61年に登場した220SEbクーペ/カブリオレに始まり、10年にわたって基本的に同じボディのまま造られた高級パーソナルカー。一見したところサルーンを2ドア化してテールフィンを廃し、ルーフを低めあるいは取り去っただけのようだが、木や本革がふんだんに使われた室内をはじめ、専用のラインで入念に造られたモデルだった。220SEb登場1年後の62年には同ボディに3リッターユニットを搭載した300SEクーペ/カブリオレも登場、また65年にサルーンが220系から250系にモデルチェンジした際にはクーペ/カブリオレも新しい2.5リッターユニットに換装された。その後68年1月にサルーンが250から280へ発展したときに、クーペ/カブリオレも250と300を統合して280SEクーペ/カブリオレとなった。シリーズの最終発展型である280SE 3.5クーペ/カブリオレは、69年9月にメルセデス・ベンツの市販車としては2番目のV8エンジンであるSOHC3.5リッター200PSの新エンジンを搭載して登場したモデルである。エンジンはサルーンの300SEL3.5に積まれたものと共通で、600の6.3リッターV8を縮小したようなオーバースクエアタイプ。3499ccから電子制御燃料噴射により200PS/5800rpm、29.25kgm/4000rpmの出力を発生した。このエンジンの特徴はマニフォールドや補器類をVバンクの間に収めたことにより、極めて全高が低く抑えられていたことである。サルーン系に用意された4.5リッターV8は搭載されないまま、71年のSLCの登場とともに姿を消した。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 3499cc 2 4速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

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どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

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