メルセデス・ベンツ 350 マンハイム

1928年1月~1929年1月

ダイムラーとベンツが合併、ダイムラー・ベンツとなった1926年にデビューした中型のツーリングモデル、“310マンハイム”から拡大・発展したモデル。ペットネームの“マンハイム”は旧ベンツ社の所在地から採ったもの。ちなみに、ほぼ時を同じくしてデビューした小型モデルには、旧ダイムラー所在地から“シュトゥットガルト”の名がつけられている。また、メルセデス・ベンツが車名表記を10cc単位の排気量で表わすという現代に至る伝統は、このモデルのオリジナルである310マンハイムが、200シュトゥットガルトと共に始めたのである。設計は、ダイムラー時代から引き継いで新会社の主任設計者となったフェルディナント・ポルシェ博士が担当した。エンジンは310のそれを拡大したものではなく、7ベアリングの新設計。直列6気筒SV・3.5リットル、60PSのエンジンを古典的なラダーフレームに搭載する。サスペンションは前後ともリーフ・リジッド。巨匠ポルシェ博士の作品としては極めてコンベンショナルで、当時としては目新しかった7個のメインベアリング以外に技術的には目立った特徴のないモデルともいわれているが、この理由は保守的な旧ベンツ出身幹部が、革新的な車両設計にことごとく反対したためとの説もある。1929年には3.7リットルに拡大した“370”、1933年には3.8リットルの“380”へと度重なる進化を遂げることになる。また、370以降のモデルにはホイールベースを短縮し、スポーティーなボディを架装したスポーツモデル“マンハイムS”も追加された。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 3444cc 2/4 4速MT フロア FR 4~6 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る