MG ミジェット

1961年1月~1979年1月

ライトウェイトスポーツカーのロワーレンジを広げた最大の功労者、オースティン・ヒーレー・スプライトのマイナーチェンジが企画されるにあたって、BMCは同社お得意のバッジエンジニアリングを駆使して、当時Tシリーズ・ミジェットがMGAに上方移行してラインナップ上の廉価クラスが手薄になっていた名門MGブランドで、スプライトの姉妹車を製作・販売することを決定した。MGライトスポーツカーの伝統的ペットネーム“ミジェット”と名付けられる新型車は、従来のスプライトのモノコックはそのまま流用するが、ボディの前後セクションは生産性や整備性を重視した全く新しいスタイルとなった。一説には、ボディ前半部はドナルド・ヒーレー、後半部はMGのシドニー・エネヴァーのデザインともいわれている。第二次大戦前の'34年に初めてラジエターシャッターが装着されたPAミジェット以来、ミジェットの伝統となった縦桟のグリル、ボディ両サイドやボンネット上のモールなど、姉妹車ヒーレー・スプライト・マークIIよりもやや高級にしつらえられ、実際英国市場での価格も割高であった。エンジンについては、発表当初はヒーレー・スプライト・マークIの948ccBMC・Aタイプユニットが僅かにパワーアップされて踏襲されるが、翌'62年にはミジェット・マークIのネーミングのまま1098ccに拡大、56PSまでスープアップされた。'64年、マイナーチェンジ版ミジェット・マークIIに後を譲って退役した。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
MkI - 1098cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る