MG ミジェット

1966年1月~1974年1月

英国を代表するライトウェイト・スポーツ。1961年にオースティン・ヒーレー・スプライトがマークIIへ発展する際、バッジエンジニアリングによってMGの軽量スポーツの伝統的愛称であるミジェットの名を復活させたモデルである。中身はスプライトとまったく共通だが、MG伝統の縦縞グリルを持つほか、サイドとボンネットにモールディングが装着されるなど、わずかに高級な仕様となっていた。当初の直4OHV948cc・46.5PSエンジンは、62年秋には1098cc・55PSに換装され、64年にはリアサスペンションが1/4楕円リーフとラジアスアームによるカンチレバー型から、同じリジッドながらも半楕円リーフのコンベンショナルな型式に変えられ、耐候性も改善されてマークIIとなった。そして66年秋にはエンジンがミニ・クーパーSと基本的に同じ1275cc・64PSに拡大されマークIIIへと発展、70年代を迎えた。70年と72年に内外装の小規模なフェイスリフトが行なわれたのち、74年秋にはアメリカの安全基準に対応するため無骨な黒塗りの樹脂製バンパーが与えられ、さらにかつてはライバル関係にあったトライアンフ・スピットファイアと同じエンジン/ギアボックスに換装されてしまった。排出ガス対策に有利なことから選ばれたトライアンフ・ユニットは直4OHV1493ccで、出力は66PS/5500rpmと高くなったが、65kgの車重増加によって相殺され、最高速度は153km/hと旧モデルと同じに止まっていた。機構は旧式ながら低い重心と軽量さがもたらす軽快な乗り味、小気味よいシフトフィールによって人気はなかなか衰えず、79年まで20年近くも生産された。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
MkIII - 1275cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る