1964年7月に誕生したデボネアは、元GMのスタイリストであるH.S.ブレツナーの手になるアメリカンスタイルの4ドアセダンボディをまとった三菱のフラッグシップであった。だがクラウン、セドリック、グロリアが占める2リッター級市場の壁は厚く、もっぱら法人需要、それも三菱グループ系企業の御用達として生き永らえてきた。発売されて以来細かな変更、改良が重ねられてきたが、70年代には(デボネアとしては)比較的大きなマイナーチェンジが数回施されている。最初は70年9月、デビュー以来のOHV6気筒2リッターエンジンがギャラン用をベースにしたSOHC6気筒のサターンユニットに換装されると同時にテールランプが大型化され、名称もデボネア・エグゼクティブに改められた。73年10月にはテールランプの形状変更(L字型から一文字型へ)、フロントウィンカーの位置変更(フェンダー前端からバンパー内へ)、三角窓の廃止などのフェイスリフトを受ける。76年6月には51年排出ガス規制適合を機にSOHC4気筒2.6リッター、サイレントシャフト付きのアストロン80に換装され、アクセサリーも増えて名称もエグゼクティブSEとなった。78年4月には53年排ガス規制をクリアしたのち86年8月にフルモデルチェンジを受けるまで、なんと22年もの間基本的な変更なしに造り続けられ、日本車としての長寿記録を築いた。
全文を表示する
閉じる
グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 2555cc | 4 | 3速AT コラム | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。