1950~60年代、我が国では海外の自動車メーカーのノックダウン生産を行なって当座の商品としつつ、その技術を習得する例が数多く見られたが、この三菱ヘンリーJはそのパイオニア的存在であろう。第二次大戦後、1950年の財閥解体によって三菱重工から分離・解体されたうちの一つ、大型車生産部門を引き継いだ東日本重工業は、アメリカのカイザー・フレイザー社と提携、1950年6月から他社に先駆けてヘンリーJのノックダウン生産をスタートさせた。ヘンリーJは、本国アメリカにおけるコンパクトカーの先駆けともいえる車で、ホイールベース2540mmのコンパクトな車体に、ウィリス製の水冷直列4気筒Lヘッド2.2リットル、ないしは直列6気筒OHV2.6リットルを搭載した。本国では4ドアモデルの設定がないことからヒットには至らなかったが、日本でもビッグスリーの輸入車には食い込めないまま、1954年を最後にフェードアウトした。1952年までの組み立て車には右ハンドルの設定もあったが、1953年以降のモデルはすべて左ハンドルとされている。写真は1953年型。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 2199cc | 2 | 3速MT コラム | FR | 6 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。