1979年の東京モーターショーにて参考出品されたエクスペリメンタルモデル、パジェロII（1973年に出品された“I”はジープ・パジェーロという名のRV風ドレスアップモデルで、生産型パジェロとの関連はネーミング以外ほとんどなかった）を直接の祖とするパジェロは、1982年5月、まずは4ナンバー商用登録車のメタルトップとキャンバストップの2本立てで正式デビューを果たした。1970年代末頃から起こったRVブームの中、旧来のジープはあまりに旧く、しかもシンプルかつスパルタンに過ぎたことから、パジェロではシャシーから完全に新設計し、シティユーズもこなせるよう格段にソフィスティケートされた。エンジンは4気筒2000と2300ディーゼル、2300ディーゼルターボの3本立てとされた。1983年3月には乗用車登録のワゴンが追加発売されるとともに、2000ガソリンターボも搭載され、高速化に拍車をかけることになる。また、1983年7月には、5ドアロングボディのエステートワゴンも追加され、シリーズの中心となる。さらに、1989年6月には自動車税法改正に伴ってボディをワイド化し、3リッターV6ないしは2.5リッター・ディーゼルターボを搭載したモデルを追加し、爆発的な人気を得た。三菱の目論み通り、商業的にも大ヒットを収めたパジェロは、街乗りにも適したSUVという、現代では世界中でポピュラーになったジャンルを一般モータリストにも広めるパイオニア的存在にまで登りつめた。1991年1月、2代目パジェロ登場に伴ってモデルレンジを終了した。写真はエステート・ワゴン（手前）とメタルトップ・ワゴン（左奥）、キャンバストップ（右奥）。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エステート・ワゴン2000ガソリンターボXL | - | 1997cc | 5 | 5速MT フロア | パートタイム4WD | 7 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を２輪・４輪を切り替える事が出来る４WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金（除く消費税）、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。