三菱 ランサーEX

1981年1月~1984年1月

1996~99年の4年連続WRCドライバーズ・チャンピオンをはじめとするランサーの大活躍、およびそこから生まれたランサー・エボリューション I~Xの進化に至る前史として、ランサーEXの存在はひとつのステップとなった。まず、サファリラリーやサザンクロスラリーで活躍した初代ランサー(1973~1979)は、オイルショックなどにより実戦の舞台からいったん撤退。その後、1981年になって三菱は国際ラリーへの復帰を宣言。この間にランサーは2世代目のEXへと世代交替しており(1979年4月発売)、EXでWRCへの参戦を開始。ホモロゲーション用モデルは欧州市場向けのEX2000ターボだが、「認可」の問題で国内市場に出すことは敵わず、1981年11月(発表は10月)に国内発売されたのはこのEX1800ターボとなった。1200/1400/1600/1800と順次増やしてきたEXシリーズのトップグレードとして加わったターボ(GTターボとGSRターボ)は、シリウス80ターボ、つまり直4気筒SOHC・ECIのターボ付G62B型1795cc・135psエンジンを載せ、ギアボックスやクラッチなども強化。足回りも当然ながら固めてあり、前ベンチレーテッドの4輪ディスクブレーキ、エアダムバンパー、ハロゲンヘッドライトなどを標準装備した。1982年2月にミラージュと兄弟車のランサー・フィオーレが追加誕生し、加えて1983年10月にはそれらがフルチェンジを受けるなど、EXとの関係が混乱。それでもEXターボは、1983年11月にインタークーラーを加えたことで160psへのパワーアップを図った最後のマイナーチェンジを受け、ラインナップを組み直した。ランサーEXのWRC参戦は、ある程度の成果を得て1983年で終了。ラリー界の大きな流れとなっていた4WDマシーンの開発に専念することに。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
1800GSRターボ - 1795cc 4 5速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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