モーリス イタル

1985年1月~1984年1月

'71年にマイナーと、1300(ADO16)のマーケットを引き継ぐ一方、フォード・エスコートやヒルマン・アベンジャーなど、英国ならではの保守層に向けた米資本系のライバルたちの市場にも切り込もうとしたマリーナは、モーリス史上でも稀に見るコンベンショナルなモデルであろう。技術的、あるいはデザインの面でもいうべきトピックは全く持たないが、市場での評価は比較的高く、この時期悪化の一途を辿っていたBLカーズに於いては、営業成績もまだ満足すべきレベルをどうにか保っていた方だった。'82年にマリーナはボディに大規模なモディファイが施されて、車名もイタルに変えられる。名前からもわかる通り、ボディのリデザインはイタル・デザインの巨匠ジウジアーロに委ねられたが、もともとが'70年代のアメリカ車を小型化したようなマリーナの超保守的スタイルに'80年代的なエッセンスを与えても古臭い印象は拭えず、ディテールの違和感も否定できない。'84年にはホンダ・シビックをベースとするローバー200シリーズがデビュー、単一機種としてはたった2年、マリーナと合わせると13年間というイタルの歴史は終結した。そしてイタルの終了は、同時に伝統のモーリス・ブランドの終焉も意味していた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
1.7HL - 1700cc 4 4速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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