日産 バイオレット

1980年1月~1981年1月

1977年5月にフルチェンジを受けて2世代目になっていた小型ファミリーカーのバイオレット(4ドアセダンと3ドア・オープンバック)は、初代の不調もあって、かつてのブルーバード510を思わせる直線的なスタイリングに一変していた。ここから姉妹車のオースターを加え、さらに8月からはスタンザをも新設して3姉妹となった。ここに取り上げた5ドアハッチバックは、マイナーチェンジと排ガス規制対策後の1980年4月に新設定されたもので、結果的に1年プラスの短命に終わったモデルだが、前年夏にスタンザのみにリゾートの名で先行していたもののバイオレット/オースター版だった。ライフスタイルの変化に伴う需要の多様化に対応したとされ、レジャー、ショッピング、仕事等々、多用途に適したマルチユーティリティーカーをうたっていた。エンジンは直列4気筒OHVのA14型1400cc、4気筒SOHCのZ16型1600ccおよびEGI仕様のZ16E型1600ccと3種類を使った。ただしZ18E型1800ccはオースター/スタンザ用だった。2世代目から大きく変化したのはリアサスペンションであり、それまでのセミトレーリングアーム独立から、平凡な4リンクのリジッドとされた。リアシートのバックレストは両端部が残る4分割とされ、これを前倒しするだけのことしか出来なかったのは、現代の目からは隔世の感あり。1981年6月、3姉妹そろって次の世代にフルチェンジされた。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
5ドアハッチバック1600GX - 1595cc 5 4/5速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る