日産 フェアレディZ

1971年1月~1973年1月

「アメリカ人が心に描くスポーツカーをイメージどおりに実現」した商品企画が見事に当たり、たちまち世界的に大ヒットしたスポーツカーが、1969年11月(発表は10月)に国内デビューの“Z”(国内市場の名称はフェアレディZ)。その立役者、輸出専用モデルのダットサン240Zは、1971年11月(発表は10月)から国内市場にも投入された。コスト高で、気難しいセミレーシングエンジン搭載のZ432は早期に有名無実の存在となっており、240Zはそれに代わる高性能モデルとしての役割を担う。ラリー/レースでも活躍した。実用セダン向けの直列6気筒SOHC、L型ユニットをツインSUキャブレターで軽くチューンしたエンジンは、既存のL20型1998cc・130/125psを拡大強化したL24型2393cc・150psを搭載したが、その他のメカニズムは基本的に2リッターモデルと共通。それでも、ここに取り上げたトップグレードの240ZGは唯一、独自のスタイリングを得たことでひときわ目立った。つまりヘッドライトカバーに加え、FRP製ノーズピースを足して全長寸法を190mm延ばし、175HR14タイヤ装着にあわせてFRP製オーバーフェンダーをつけたのだ(全幅寸法は+60mm)。この結果、空力特性も向上して最高速度はZ432と同じ210km/h(5MT)にアップ。1973年10月の48年排ガス規制適合化、1974年1月の2by2登場、1975年9月の50年規制適合化、1976年7月の51年規制適合化とZ-T追加、と2リッターモデルは進化を続けたが、240Z系はそれらを受けることなく2年ほどで終了。しかし1978年8月登場の2代目からは、2リッターに加えた2.8リッターモデルとして復活を果たす。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
240ZG - 2393cc 3 5速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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