デビューから約9年の間に54万台余りも生産され、スポーツカーとしては世界でも希にみる成功例となった初代フェアレディZ。78年8月に登場したその2代目は、最大の顧客であるアメリカ市場の要望に応えて先代のスタイリングイメージをそのまま踏襲しているが、ボディシェルはまったくの新設計である。機構上最大の変更点はリアサスペンションで、ストラットとトランスバースリンクによるものから、乗り心地の向上を狙ってセミトレーリングアームに変更された。またブレーキも全輪ディスクとなった。ボディバリエーションは従来と同じく2シーターと2by2の2種で、パワーユニットも先代から引き継いだ2リッターEGIのL20Eのほか、240Z消滅以来久々の大排気量ユニットである2800ccのL28Eが搭載され、5速MTまたは3速ATのトランスミッションと組み合わされた。80年3月には2800エンジンがECCS（電子集中制御システム）化され、同年11月にはオープンエアモータリングの雰囲気が楽しめるTバールーフが登場、同時に2000ユニットもECCS化された。81年10月にはマイナーチェンジが施され、翌82年10月にはすでにセドリック／グロリア、レパード、スカイラインGTなどに積まれていたターボユニット（L20ET）搭載モデルがようやく加わった。83年9月には3代目 （Z31型）に生まれ変わる。
全文を表示する
閉じる
| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2シーター280Z-L | - | 2753cc | 2 | 5速MT フロア | FR | 2 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を２輪・４輪を切り替える事が出来る４WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金（除く消費税）、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。