日産 パトロール

1960年1月~1979年1月

朝鮮戦争が勃発した1950年に創設された自衛隊の前身である警察予備隊への納入を目的に開発された日産初の4輪駆動車である4W60。制式採用は三菱ジープに奪われたものの、60年にはその後継車である初代パトロール60系の製造が開始された。しかしそのサイズや排気量が国内では大きすぎたため、官庁(警察)や法人にわずかに販売されたのみで、ほとんどが南米や中近東、インド、オーストラリア、アメリカなど海外へ輸出され、インドではジョンガの名前でノックダウン生産も行なわれた。70年代に入った時点ではこの60系(ホイールベース2200mmの60型/2500mmのG60AとG60B型)の4リッターガソリンエンジン車がラインナップされていた。72年の法改正によりサイドマフラーが廃止され、排気管がテールまで延ばされた。また最初から消防自動車のA-1規格を満たすように造られたパトロール(FG60型)はその厳しい試験をパスしており、73年からはヘッドライトの間隔が広げられたFH60/FNH60型が地方の小さな消防署に多く配置された。海外で好まれた理由は、60型用のP型エンジンのディストリビューターが消防車用PF型エンジンと同じく防水仕様であったためである。73年の保安基準の変更による小変更後、75年からはワイパーが2本から3本に変更されたホイールベース2500mmのG60H型(3人乗車750kg積み)1車種のみとなり、79年9月に最終モデルのJ-G61型になったが外観上の大きな変更はなく、80年には新開発のサファリ(160系)に後を譲る。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 3956cc 2 3速MT×副変速2 フロア 4WD 3 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る