'85年8月にフルモデルチェンジした7代目のスカイラインは、ステアリング切れ角と車速によって作動する“HICAS(ハイキャス)”と称する世界初の4輪操舵システムが装着されたのが最大のトピック。コストのかかるRS系は継承されなかった代わりに、前年ローレルに搭載されてデビューしたRB型直6エンジンに、新設計のDOHC24バルブヘッドを組み合わせたRB20DE(165PS)とそのターボ版RB20DET(210PS)が新たに搭載された。このDOHCモデルの他にも、SOHCターボのRB20ET(170PS)、RB20E(130PS)、廉価版に積まれるCA18S(100PS)、そしてディーゼルのRD28(100PS)と合計6種類ものエンジンが搭載された。ボディは先代までの2ドアハードトップが廃止、流行の4ドアハードトップと4ドアセダン、そしてワゴンの3本立てとされたが、いずれも丸型4灯のテールランプ以外はスカイラインであることを感じさせない、肥大化したものだった。また、社内のローレルとのポジショニングも非常に曖昧なものとなってしまった。7thスカイラインは、'57年以来のスカイライン史上稀に見る失敗作となったが、窮状を少しでも回復できるよう、翌'86年5月には2ドアスポーツクーペGTSが追加された。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2ドアスポーツクーペGTS-Xツインカム24Vターボ | - | 1998cc | 2 | 5速MT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。