NSU 1200

1963年1月~1972年1月

63年のフランクフルトショーでデビューした1000は、プリンツ4をひと回り大型化したボディのリアに、空冷直4SOHC996ccエンジンを載せた上級モデルである。65年夏には1000をベースとする高性能版が2種追加された。ひとつはエンジンを1085cc、55PSに拡大強化し、前輪にディスクブレーキを装備、室内にはタコメーターやスポーツステアリングが奢られたTTであり、もうひとつは996ccのまま(レースで1リッター以下のクラスに出場するため)10.5の高圧縮比と2基のソレックス・ツインチョークキャブレターなどで83PSまでハイチューンしたホッテストモデルのTTSである。同年秋には1000のホイールベース/全長を200mm前後延長、ダミーのフロントグリルを装着したボディに、TTと同じ1085ccながらチューンを53PSに抑えたエンジンを搭載した110が追加された。66年には110がエンジンを1177ccに拡大強化した110SCに発展、やがて名称も1200に改められたのち、71年にはオートクラッチが装着可能となった。いっぽうTTも68年にはエンジンがツインキャブを装着して78PSを発生する1177ccに換装された。いずれも69年にアウディ-アウト・ウニオンとの合併を機にモディファイを受け、フロントの意匠が変更されている。72年、アウディ-NSU-アウト・ウニオンAGとして初めての新型車、アウディ80の登場によって、58年のプリンツに始まるNSUの空冷リアエンジンシリーズは姿を消すこととなる。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1177cc 2 4速MT フロア RR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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