1941年モデルのオールズモビルは、前年まで突出していたヘッドライトケースをフェンダー内に埋め込むといった、ルックスのリファインを行なっていたのが特徴である。この年の車種バリエーションはスペシャル・シリーズ60とシリーズ90の2本立て。翌1942年モデルからは新たにスペシャル・シリーズ66／68、ダイナミック・シリーズ76／78、そしてカスタム・クルーザー・シリーズ98の3種となった。それぞれシリーズ番号の一桁目の6は6気筒、8は8気筒エンジンを意味していた。エンジンは6気筒が238CI（100PS）直列6気筒SV、8気筒が257CI（110PS）直列8気筒SVである。戦後すぐの1946年モデルは、この1942年モデルのディテールを少々手直ししたものだった。車種はスペシャル60、ダイナミック70、カスタム・クルーザー90の3種。ボディバリエーションは2ドア・クラブクーペ、4ドア・クラブセダン、4ドアセダン、2ドアコンバーチブル、4ドアステーションワゴン。ホイールベースはスペシャルが119インチ、ダイナミックとカスタム・クルーザーが125インチ。これらはエンジンも含めて戦前型とまったく同じだった。カスタム・クルーザーは1948年モデルにボディを戦後型に一新し、その名をフューチュラミック98と改めている。写真はダイナミック・クルーザー・クラブセダン。

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