オペル アスコナ

1979年1月~1983年1月

カデットGTEによってワールド・ラリーチャンピオンシップ(WRC)のグループ1、2クラスでかなりの成功を収めたオペルが、グループ4に照準を合わせて79年のモンテカルロラリー開催中に発表したホモロゲーションモデル。2ドアセダンをベースにエアダムスカート、ボンネット上のフィン、リアスポイラーなどのエアロパーツで武装し、ボンネットをFRP化したボディにオペル市販車としては初のツインカムユニットを積み、その名のとおりG4のホモロゲーションを取得するため400台だけ造られた。最大の特徴はいうまでもなくそのツインカムユニットで、直4SOHC2リッターエンジンのストロークを伸ばして2410ccまで拡大、ブロックをアルミ合金で作り直し、新設計のDOHC16バルブヘッドを載せた高度なもの。9.7の圧縮比とボッシュLジェトロニックによって144PS/5200rpm、21.4kgn/3800rpmを発生したが、ラリーチューンでは240PSに達した。ギアボックスは5速マニュアルのみだが、オプションで用意された6種のファイナルによりコースに合わせたギアレシオを選べた。足回りはスプリングレートを高めたコイル、減衰力を高めたダンパー、より太いスタビライザーなどで固められていた。80年から実戦に投入されたが、その年のスウェーデンラリーで初優勝。82年にはモンテカルロ、コートジボアールで優勝、その他でも上位入賞を果たし、この年のドライバーズタイトルを獲得、メイクスでも2位となるなど、当初のもくろみどおりWRCで活躍した。81年8月にFF化される予定のアスコナに代わって、ベースをマンタに切り替えたマンタ400もあり、こちらは同年3月に発表された。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
400 - 2410cc 2 5速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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