オペル カデット

1979年1月~1984年1月

79年9月、7年振りにフルモデルチェンジしたカデットはドラスティックな変貌を遂げた。コンベンショナルなフロントエンジン/リアドライブの3ボックスセダンから、ヨーロッパ産小型車のスタンダードとなっているFWD2ボックスへと変身したのである。最大のライバルであるVWゴルフよりひとまわり大きくされたボディは2ボックススタイルを採るが、テールゲートを持つ3/5ドアのほかに、保守派のためにテールゲートのない2/4ドアも用意。3/5ドアワゴンも含めてボディは計6種となる。機構面で最大の特徴はオペルが初めて手掛けたFWDだが、横置きされて前輪を駆動するパワーユニットは先代から受け継いだ直4OHV1196cc・53PS、同60PSのほか、この新型のために開発され、ひと足先にマンタに載せられていた直4SOHC1297cc・60PSと同75PSの4種。当初用意されたギアボックスは4MTのみだった。サスペンションもまったくの新設計で、前がマクファーソンストラット/コイルの独立、後ろがコイルで吊った左右のトレーリングアームをビームアクスルで結んだ半独立ともいうべきものだった。80年にはヴォヤージュ(Voyage)と呼ばれる高級仕様のワゴンが加わり、81年5月に3ATが選べるようになった。さらに同年秋には次期アスコナ用として開発された直4SOHC1598cc・90psユニットが新設され、82年には直4SOHC1598cc・54psのディーゼル・エンジンもラインナップされた。また83年にはGT/Eを名乗る高性能版が登場。エアロパーツで武装したボディにインジェクションを装着した1796cc115psユニットを搭載し、最高速度187km/hに達するゴルフGTIイーターだった。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
1.3SR - 1297cc 3 4速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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