オペル パテント・モトールバーゲン

1899年1月~1901年1月

19世紀末頃からフランクフルト近郊のリュッセルハイムという小都市に工場を構えミシンや自転車の製造を行なっていたオペル兄弟が、当時の最先端ベンチャーたる自動車産業への参入を期して、初めて製作した自動車。兄弟に自動車製作のノウハウはなかったので、既に製作実績のあったデッサウの宮廷馬車職人、フリードリッヒ・ルッツマンをそのパテントや生産設備ごとテクニカルマネジャーに招聘、新たに立ち上げた自動車部門で初めて製作したのが“システム・ルッツマン”である。リアシートの床下に3.5PSを発生する単気筒1500ccエンジンを搭載、ベルトとチェーンを介して後輪を駆動する。1901年までに65台を生産、顧客にデリバリーされたが、この“システム・ルッツマン”は当時の技術的レベルから見てもあまりにもプリミティブな“馬なし馬車”に過ぎず、既にリュッセルハイム大工場を構えて量産を目論んでいたオペルにとっては、完全な失敗作というべきモデルであった。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
システム・ルッツマン - 1545cc 0 2速MT RR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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