第二次大戦後、戦前型のオリンピア/カピテーンによって乗用車生産を再開したオペルは、53年に戦後初のニューモデルであるオリンピア・レコルトを発表した。オリンピア・レコルトは本家GMの各車なみに頻繁なモデルチェンジを重ねたが、60年秋からは単にレコルトと呼ばれるようになる。70年代当初にラインナップされていたのは、66年秋に登場したモデル。ロングノーズ/ショートデッキのプロポーションにGM流のコークボトルライン、そして角型ヘッドライトという当時の流行モードをまとったボディは2/4ドアセダン、セミファストバックのハードトップクーペ、そして3/5ドアワゴンの5種。パワーユニットは前年の65年に戦前からの直4OHVに代わって登場した直4SOHC1492cc・58PS、同1698cc・60PS/75PS、同1897cc・90PSとカピテーン/アドミラル用をスケールダウンした直6OHC2239cc・95PSの4サイズ5チューンをラインナップ。サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン/コイルの独立、リアはリジッドながら半楕円リーフからGM式のトレーリングアーム+4リンク/コイルに改められた。67年のフランクフルトショーでは、直4SOHC1897ccユニットをウェバー・キャブレターの装着などで106PSにチューンした高性能版のレコルト・スプリントが発表される。マグホイール風のハブキャップやサイドストライプなどでスポーティーに装ったクーペボディの最高速度は173km/hに達し、0-100km加速は12.5秒で走りきった。72年1月にフルモデルチェンジされる。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 1897cc | 4 | 4速MT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。