パナール ディナ

1946年1月~1954年1月

第2次大戦前は、保守的な高級車メーカーだったパナールが、戦後の1946年に突如デビューさせた、極めて革新的なコンパクトカー。FFの父ともいわれるJ.A.グレゴワールが戦前から暖め、アミルカー・コンパウンドなどで試作した設計案を採用したもの。アルミ系軽合金ALPAX製のプラットフォーム型セミモノコックに、同じくアルミ製のボディを組み合わせる。ちなみに、パナールにはアルミボディの生産設備はなかったので、ボディの生産は後にフランス最高級のグラン・ルティエを自ら製作する、ファセル・メタロン社に委託された。エンジンもALPAX製の空冷フラットツインで、デビュー当初は600ccのみだったが、直後に850cc版が追加された。同じくエポックメイキングなフランス製小型車、ルノー4CVと同時にデビューしたが、生産規模では全く歯が立たず、しかもコストも高いディナは、ルノーに太刀打ちできなかった。しかし、ディナはエンジンなどのコンポーネンツのポテンシャルが非常に高く、自社でも素晴らしいレーシングマシーンを製作してル・マンなどのレースで大活躍したほか、DBなど社外のレーシングカーコンストラクターにとっても絶好のベースモデルとなった。※詳細なスペックが発表されていないため、一部、不明なデータがあります。ご了承ください。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
100 - 606cc 4 4速MT フロア FF 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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