プジョー 205

1983年1月~1998年1月

1980年代に入って旧態化が目立つようになってきた104に代わるモデルとして登場。'83年に発表された。ボディは先代と同じ2ボックスであるが、イタリアのピニンファリーナがかかわったそのフォルムは、それまでのプジョーに比べると丸みを帯びたものとなっていた。当初は5ドアのみだったが、翌年個性的なリアクォーターの処理を施した3ドアが追加されている。前輪を駆動するエンジンは横置きで、後方に大きくスラントされ、ギアボックスを下に抱き込んだ方式は104と同じ。当初は1000cc、1100cc、1400ccの3つの直列4気筒SOHCが用意された。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、ギアがトレーリングアームだが、リアのスプリングがコイルから横置きトーションバーに代わり、ラゲッジスペースを広く確保していた点が104と異なっていた。翌年には3ドアと同時に、1600ccのスポーティーモデルGTIが登場。さらに1800ccのディーゼルエンジンも加わった。これらはギアボックスをエンジンの横に置いた、それまでとは違うパワートレーンを採用している。WRC(世界ラリー選手権)用のマシーン、ターボ16が登場したのもこの年のことである。さらに'85年にはAT仕様とカブリオレが追加。ATは当時のこのクラスとしては少数派の4速で、専用チューンの1600ccガソリンエンジンが組み合わされていた。一方'87年にはGTIのエンジンが1900ccに拡大。'90年にはプライベートのラリードライバー向けに1300ccツインキャブレターエンジンを組み合わせたその名もラリーが登場した。その後'91年には106、2年後には306と後継車が登場するが、205は'98年まで生産が続けられた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
GL - 1360cc 3 4速MT フロア FF 5 - -
SI1.6 - 1579cc 3 4速AT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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