プジョー 205

1984年1月~1994年1月

プジョーがWRC(世界ラリー選手権)に本格的に参戦するために、1984年に発表されたモデル。その名前からすると205シリーズの一員に思え、外観もフロントマスクなどは共通となっているが、中身はモノコックからしてまったく別物である。宣伝効果を考えて205に似たフォルムを与えたというのが本音だった。エンジンは普通の205のリアシートがある位置に横置きされる。GTIのそれをベースにした1800ccの直列4気筒DOHCターボで、ツインカムヘッドはその後405に積まれたもののベースになっている。整備性を考えて、ボディはBピラーから後ろの上半分がそっくり開閉するようになっていた。駆動方式は当時のWRCで主流となりつつあったフルタイム式4WD。サスペンションは他の205とはまったく別物の4輪ダブルウィッシュボーンとなっていた。室内は2シーターで、シートはGTIのそれに似るが、メーターパネルは別物。シートの下にはリアから追いやられたフューエルタンクが備え付けられていた。当時のWRCのレギュレーションであるグループBの規定に沿って200台が生産された後、'84年中盤から実戦に参加。その年の後半にはすでに勝利をもたらすようになり、'85、'86年と2年の連続でプジョーをコンストラクターズチャンピオンに輝かせる原動力となった。その後WRCはグループBの参加が認められなくなるが、205ターボ16はホイールベースを伸ばすなどのモディファイを受けてパリ-ダカール・ラリーに挑戦。後継車の405ターボ16と合わせ、'87年から4年連続で優勝を手にした。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
ターボ16 - 1775cc 2 5速MT フロア MR 2 - -
GTI - 1904cc 3 5速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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