プジョー 403ベルリーヌ

1955年1月~1961年1月

プジョーにとって第二次世界大戦後、初のニューモデルである203をベースにした上級モデルとして、1955年に登場した。最大の特徴は、ボディのデザインがイタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナに依頼されたことで、この関係はその後長い間続くことになる。そのフォルムは、前後のフェンダーが完全にボディと一体化し、フロントマスクは平面化され、リアは明確なノッチバックになるなど、203とは異なるモダンなものとなっていた。クロスフローのバルブ配置を持つ直列4気筒OHVエンジンは203から受け継がれたものだが、排気量は1300ccから1500ccに拡大されていた。ドライブトレーンは戦前から引き続き使われているトルクチューブ方式。フロントがウィッシュボーンと横置きリーフ、リアがコイルで吊ったリジッドアクスルのサスペンションは、203から受け継がれたものだった。2年後にはブレークが追加されるが、ホイールベースは240mmも延長されており、3列のシートを備えたファミリアールも用意されていた。その後'58年には電磁クラッチを用いた半自動トランスミッション、2年後にはフランスの乗用車では初となる1800ccのディーゼルエンジン搭載車と、この年を最後に消滅した203の1300ccエンジンを譲り受けた403-7が登場した。ブレークの生産は'62年までだったが、セダンは'66年まで生産が続けられた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1468cc 4 4速MT コラム FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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