第2次世界大戦後は一貫して2000cc以下の小型車の生産に専念してきたプジョーが、久しぶりに送り出したオーバー2リッターのフラッグシップモデルで、1975年に発表された。車名の最初の数字が6というのは、戦前の601以来実に41年ぶりのことだった。戦後初の6気筒プジョーだったことも特徴で、そのパワーユニットは、プジョーがルノー、ボルボと共同開発したP.R.V.2700ccのV型6気筒SOHCだった。それ以外のメカニズムは504譲りで、後輪駆動、マクファーソンストラット/セミトレーリングアームの4輪独立懸架サスペンションか継承されていた。ただしステアリングには初めてパワーアシストが加えられ、ブレーキは4輪ディスクに格上げされている。3ボックス4ドアセダンのデザインはもちろんピニンファリーナが担当。フラッグシップにふさわしい落ち着いたフォルムとなっていた。その後'77年にはインジェクション仕様が登場。一方北米向けとしては、排気量2800ccに拡大したモデルが設定された。さらに2年後にはプジョー初のディーゼルターボエンジンを搭載したモデルを追加。504に搭載されていた2300cc直列4気筒OHVにターボを装着したものだった。一方'80年には、8人乗りのリムジンもラインナップされている。生産中止は85年だが、しばらくの間後継車は現われなかった。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 2664cc | 4 | 4速MT | FR | 5 | - | - |
(名称なし) | - | 2849cc | 4 | 5速MT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。