プリンス グランド・グロリア

1964年1月~1966年1月

1966年8月、日産自動車に吸収合併されたプリンス自動車だが、それまでのフラッグシップはこのグランド・グロリアだった。1962年8月に登場したフラットデッキスタイルの2代目グロリア・シリーズに、初のSOHC6気筒搭載中型乗用車として1963年6月に加わったスーパー6に次いで、1964年5月(発表は4月)に追加発売された。2000ccを超える2500ccエンジンを搭載し、装備・艤装を豪華にした138.5万円の最高級普通乗用車(つまり3ナンバー車)というのが売り。1964年4月誕生のトヨタ・クラウン・エイト、および1965年10月誕生のニッサン・プレジデントを直接のライバルとするVIPカーがその役割である。ベースとなったスーパー6と比べると、直列6気筒SOHCエンジンはG7型1988cc・105psから9mmボアアップしたG11型2494cc・130psに拡大強化、4バレルキャブレターと2分割排気マニフォールドでチューンされていた。足回りでは、特徴的な後輪ド・ディオン・アクスルなどは踏襲したが、「オートアジャスター付」とタンデム・マスターシリンダー付のブレーキで差別化。外観上はダイキャスト製グリル、金メッキのバッジ類、追加したモールディング類などでより豪華に。室内は高級クロスとマホガニー化粧板で仕立てられ、パワーウィンドーなどが標準装備であり、6ウェイパワーシートはオーダーメイド、本格エアコンや自動ライトコントロール、ティンテッドガラス、ノンスリップデフなどは「選定部品」だった。当初は4速MTのみの変速機は、自社製スペースフローは用いずに、1965年12月からBW35型の3速AT仕様を追加した。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 2494cc 4 4速MT コラム FR 6 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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