リライアント シミター

1968年1月~1986年1月

65年にオーグル・デザイン・スタジオが、ガラスメーカーのトリプレックスの協力を得て造ったエクスペリメンタルカーを発展させ、実用化したモデル。スポーツカーとしての性能、スタイリングと、2+2プラス大量の荷物を積めるワゴンとしての居住性を両立させたスポーツワゴンのパイオニア的モデルで、68年10月に登場した。発売以来ビジネスマンズエクスプレスとして、また富豪のレジャーカーとしてこのGTE(Eはエステートの意)が好評を博したことから、ベースとなったクーペ版のシミターGTは70年いっぱいで生産が打ち切られた。ラダーフレームを主体にX字形メンバーで補強したシャシーをはじめ、メカニカルコンポーネンツはシミターGTとすべて共通で、スチールのビルトインロールバーで補強されたFRP製ボディは後端まで水平に達するルーフとテールゲートを持つ。サスペンションは前ウィッシュボーン/コイルの独立、後ろダブルトレーリングアーム+ワッツリンク/コイルのリジッドで、ブレーキはディスク/ドラムであった。パワーユニットは英国フォード製V6OHVで、2495cc・112PSと2994cc・136PSの2サイズが用意された。ギアボックスは当初4速MTのみだったが、70年からBW製3速ATが加わった。また、同じく70年にはこの種のスタイルの車には不可欠のリアウィンドーワイパーが標準装備され、流行の先鞭をつけた。75年10月には室内スペースが狭いという不評を解消するためにホイールベース/全長はともに約100mm延長され、全幅も70mm広げられた結果、完全な4シーターとしてのスペースが確保された。80年2月にコンバーチブル版のGTCを加え、82年にはエンジンが新しいフォード製V6SOHC2.8リッターに換装された。86年までリライアントで生産されたのち、88年から90年までは製造権を買い取ったミドルブリッジ(MIDDLEBRIDGE)で少数が生産された。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 2994cc 3 4速MT+OD フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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