ヨーロッパのベストセラー・カーにもなったコンパクトカー、5の後継車として1984年に登場。初代同様の2ボックススタイルで、デザインも似ていたが、初代が社内で造形されたのに対し、イタリアのマルチェロ・ガンディーニがフォルムを描いたこともあり、モダンな雰囲気をも手に入れていた。3ドアと5ドアでホイールベース/全長が異なっていたのも特徴で、5ドアは3ドアよりも60mm長くなっていた。メカニズムは、前輪駆動であることは初代と同じだったが、パワートレーンはエンジンを室内側に縦置きした方式から、ひと足先に登場していたルノー9/11と同じ、ギアボックスもろとも横置き方式に変わっていた。同時にフロントサスペンションは縦置きトーションバーを用いたダブルウィッシュボーンから、コイルを使ったマクファーソンストラットに一新。トレーリングアームと横置きトーションバーを組み合わせたリアサスペンションは、トーションバーに二重のパイプを使って同じ位置に置くことで、左右のホイールベースを同一にしていた。当初用意されていたエンジンは、初代にも積まれていた900cc、1100cc、1400ccの直列4気筒OHVだったが、翌年5にとっては初めてとなる1600ccディーゼルが加わっている。一方'84年のマイナーチェンジでは、1200ccOHVと1700ccSOHCの2種類のガソリンエンジンが登場。ラインナップでは、本革シートなどでドレッシーに装った“バカラ”が追加された。'90年には後継車の“ルーテシア”(本国名クリオ)が発表されたが、その後しばらく生産が続けられた。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GTL | - | 1397cc | 3/5 | 5速MT フロア | FF | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。