ロールスロイス 40/50HPファンタムII

1929年1月~1935年1月

ロールス・ロイスが世界に誇る最高級車、“40/50HP”の第3世代にして最高傑作と呼ばれるモデル。1929年9月に、20/25HPと共に発表された。ファンタムの改良版というよりは、どちらかといえば“ベイビー・ロールス”といわれた20HPの拡大版とされる。シャシーはファンタムから大幅に低められると共に、前後共に半楕円リーフのライブアクスルとなり、パワー伝達もトルクチューブからハイポイドギアを採用したオチキス・ドライブへと改められた。しかし、最大の変更は鈍重な雰囲気のボディが多かったファンタムに比べ、ファンタムIIでは低くスリムなシャシーを利して、極めてスマートなボディが架装されたことだろう。長短2種のホイールベースが用意される標準型のほかに、シャシーを強化し、若干パワーアップしたエンジンを搭載したグランドトゥアラー“コンティネンタル”も製作された。コンティネンタルも長短2種のシャシーが用意され、特にショートホイールベース・シャシーに、オールアルミ製のスポーティーなドロップヘッドクーペやスポーツサルーンが架装されたファンタムIIコンティネンタルは、約1世紀に及ぶロールス・ロイスの歴史上でも最も魅力的なモデルといわれている。なお、このファンタムIIのモデルレンジ中の’33年4月にロールス・ロイスの開祖ヘンリー・ロイスが逝去し、それ以降に生産されたファンタムIIは、エンブレムを従来の赤から黒へと改められた。写真はパーク・ウォード製ドロップヘッドクーペ。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
コンティネンタル - 7670cc 2/4 4速MT フロア FR 2~4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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