ロールスロイス 40/50HPファンタムIII

1935年1月~1939年1月

ロールス・ロイス・ファンタムIIIは、1935年10月に発表された、ロールス・ロイスが世界に誇る最高級車“40/50HP”の第4世代にして最後のモデル。大恐慌後、特にアメリカの高級車界で大流行していた多気筒エンジンブームには敢えて背を向けていたR-Rだが、ブームの鎮静化を見てようやく発表したマルチシリンダーモデル。世界的な航空エンジンメーカーでもあるロールス・ロイスが、“マーリン”や“R”タイプなどのV12航空エンジンでの経験を生かして製作した、60度V型12気筒7.4リッターエンジンを搭載する。発表当時の自動車誌はファンタムIIIの圧倒的な静粛性とスムーズネスを、「エンジンを吹かしてもクーリングファンの作動音しか聴こえない」という賛辞を以って評したという。V12エンジンと並ぶテクノロジー的トピックは、前輪に独立懸架を採用したことで、乗り心地は大いにソフトになりつつ、良好なハンドリングも実現していた。また、IRS(後輪独立懸架)の採用は、同時にV12エンジンを前車軸上まで前進させ、プロポーションも大いに近代化された。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 7340cc 4 4速MT フロア FR 5~7 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る