ロールスロイス ファンタムVI

1968年1月~1990年1月

戦前のファンタムから続くロールス・ロイスのプレステージカーで、文字通りのThe Best Car of the Worldとして世界中の王侯貴族や富豪のフォーマルカーとして使われてきた。たとえ性能面でメルセデス・ベンツ600の方が卓越していようとも、デイムラーのダブルシックスがよりスムーズであろうとも、本物のVIPにとってはやはりR-Rファンタムでなければならない、という類のクルマであった。68年にファンタムV(昭和天皇の御料車にも使われた)からファンタムVIになったが、その基本設計はまったく変わっていない。ラダータイプのセパレートフレームを備え、サスペンションは前ウィッシュボーン/コイルの独立だが、後ろは半楕円リーフのリジッドであり、ブレーキは生涯を通じて全輪ドラム(サーボは備わる)のままであった。エンジンも伝統の総軽合金製V8OHVだが、サイズは70年までのシャドウと同じ6230ccで、ギアボックスは自製の4速ATである。マリナー・パークウォードの熟練工が入念に架装するボディは全長6mを超える巨大な4ドア7座リムジーンが標準だが、1台1台異なったカスタムボディの注文にも応じていた。78年秋からはシャドゥIIと共通の6750ccエンジン+GM400型3速ATに換装された。その後も変更なく、90年までに409台が造られた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 6230cc 4 4速AT コラム FR 7 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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