コルニッシュをベースに、よりモダーンなボディと豪華な内容が盛り込まれて、75年3月にデビューした最高級パーソナルカー。スペシャルボディを持つR-Rの伝統に従って、南フランスに縁のあるカマルグの名前が与えられた。最大の特徴はピニンファリーナがデザインを手掛けたボディにあり、コルニッシュよりモダーンかつイタリア風に改められたスタイリングを持つ。シルバー・シャドウ/コルニッシュのフロアユニットを流用するが、トレッドは1520/1510mmと40~50mm広げられているため、全幅も90mm広い1920mmとなっていた。ボディは2ドア5座のクーペのみで、コルニッシュのようなドロップヘッドクーペ(コンバーチブル)は用意されない。架装は同じくマリナー・パークウォードで行なわれたが、コルニッシュの上位にランクされるだけに、艤装には最大の配慮が払われていた。パワーウィンドー、8方向のパワーシートおよびパワーのバックレストリリースなど各種のパワーアシストが盛り込まれ、後にR-R/ベントレー全車に導入されることになる自動の2レベル式エアコンシステムも備わっていた。車高自動調整装置付きの全輪独立懸架をはじめ、メカニカルコンポーネンツはシルバー・シャドウ/コルニッシュと共通だが、V8OHV6750ccエンジンは4バレルキャブや無接点式イグニッションなどの採用により、出力は8~10%向上しているといわれた。79年3月にコルニッシュと共にリアサスペンションが改良され、80年1月にはエンジンが一部変更された。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 6750cc | 2 | 3速AT コラム | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。